昨日のTOEICの授業の後で、ある生徒から
「やらないといけないことが、たくさんありすぎて何から手をつけていいのか分からないんです。
何がいちばん大切ですか。やっぱり単語ですか?文法ですか?リスニングですか?」
という質問があって、教材を片付けながら私は、
とりあえず、いまやらないといけないことを毎日やっていくことと薦めた。
今日でた宿題、次の単語テストの勉強、それらをコツコツ毎日やっていき、
毎日の授業を100%の状態で受けきることが、やはり最大の勉強方法だろう。
実際、せっかく安くはない授業料を払っておいて、
授業中に別の勉強をしてたら、何のための留学かわからない。
ただ、それだけでは物足りない、もっと効率よくたくさん勉強したい、
という場合に、追加でアドバイスしたいのが、
しっかりとして学習スケジュールを組むことだ。
「目指せOO点!TOEIC勝利への逆算計画」
とか好きにスケジュール帳に名前をつければいい。
それにまず、留学期間中に達成したい目標をできるだけ具体的に書きだす。
登山するにも、まずどの山に登るかを決めないことにははじまらない。
ゴールを決めたら、そのために必要な課題を書き出す。
具体的には、それまでにやるべき問題集の名前、
それを何回やるか。
わからない問題がなくなるまで、
個人差はあるが、最低3回くらいは繰り返したほうがいい。
一度にすべてを書き出すのが難しければ、
後でいくらでも追加すればいい。
予定以上に早く終了したら、別の問題集にトライするまでだ。
計画を練るのは、旅行に行くときと同じく、楽しいものだ。
是非楽しみながらやってみよう。
そしてそれを細かく月別にしてみる。
たとえば、もうすぐ6月だけど、
スケジュールの6月のページにやるべきことを書き出す。
例えば、
6月の予定
- 「TOEICパーフェクト問題」(仮題)1回目終了
- 「TOEIC単語集」 1-300 まで覚える
というふうに。
そしたら次は、それを週ごとに書き出す。
つまり4~5分割にすればいい。
6月第一週の予定
- 「TOEICパーフェクト問題」の第3章までやりきる
- 「TOEIC単語集」 1-50 まで覚える
とより具体的になってくる。
1週間分が決まると、一日分も大体見えてくる。
そうじゃない人は、さらに1日分も書き出せばいい。
そしてこの課題は、できるだけ毎日同じ時間でやるのが効率よい。
例えば毎日何時から何時は
「目指せ800点!TOEIC勝利への逆算計画」
の時間と決めることだ。
それ以外の宿題や課題は別の時間にやる。
自分がいま、頂上に向かって、
着実に一歩一歩登っている
という確信がもてれば、
「何も勉強ができてない!」という焦りからも解放されるはず。
明確なゴールをもって、
それから今月の課題、今週の課題、
そして今日するべきことを明確にして、
それをやりきる。
そうして山頂に到達して初めて見れた景色は
人生のかけがえのない宝になる。
その達成感を味わった人は、
また次の目標も立てるのが楽しみになるものだ。
Mariko Yoshikawa