今回は久しぶりに英語の先生らしい内容です。
助動詞のshouldとhad betterはどちらも「〜したほうがよい」という意味ですが、
その違いはあるの?という質問を時々受けます。
had betterの方はちょっと忠告的なので、使う相手を気をつけて(目上の人には使わないように)
なんて説明されることもありますが、それだけだとちょっとわかりにくいですよね。
では簡単に違いを説明すると、
shouldは、本人のオススメや個人的な意見を言うときに使います。
例えば、先日行ったカフェがとっても雰囲気がよくてコーヒーも美味しくて値段も手頃だった場合、
優しいあなたなら、友達にも勧めたくなりますよね。
“You should go to the cafe and try their coffee. ”
「そのカフェ行ったらいいよ、そしてコーヒー注文してみてね!」
というふうに。
これはもちろん個人のお勧めであって、仮に友達が聞き流して
そのカフェに行かなくても責められることではありません。
それがshouldの本質で、あくまでも友達にはチョイスがあります。
それに対してhad betterは、その通りにしないと困ったことになるよ、
という圧力が加わります。
“You had better go to the cafe!”
「そのカフェに行っといたほうが身のためだよ!」
と言われてたら、行かないと何か悪い結果が待ってるようで
友達に選択の余地はあまりないようです。
ちょっと怖いですね。そのカフェで何が待っているのでしょうか!?
親切で勧めたつもりが一転、相手に不安や恐怖を抱かせてしまう可能性もありますね。
というわけで had betterの乱用はやめましょう