留学ノート その5. お金のまとめ

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留学ノート その5. お金のまとめ

さて、昨日に引き続きお金について。

何事も予算を知ることは大事です。そして予算を超える預金の有無を知ることはさらに大事です。

無事に予算をクリアした方、おめでとうございます。

ただ、日本に帰国してからの生活費がゼロというのは無謀ですので、

当面の生活費は残しておくことをお勧めします。

予算に到達しなかった場合は、まずは金銭面での計画表を立てましょう。

今の生活を見直し、自分の夢を実現するために削れるものは削っていく。

それができない場合は、この「留学ノートの1ページ目」の項目で書いたように、

残念ながら、まだ気持ちが固まっていない、あるいはそこまでの夢ではなかったことになります。

 

ただ1つ言えることは、近い将来海外に出ようとすることは、今の生活をリセットすることで、

自分の身の回りのものを、最終的にはスーツケース1つにまとめる日が来るわけです。

身の回りのものをできるだけ減らしていくメンタルをもって、

日々の無駄を省いていけば節約・貯金の助けになるかもしれません。

そのうえで夢への積み立てを開始し、実現までにどのくらいの時間を要するかを考えてみましょう。

 

水を差すようですが、実際に行動を起こしてみないとわからない経費も当然生まれます。

例えば海外に出てからの病気、事故の大半は保険でカバーできるものの、

「現金」は盗まれても保険がおりません!

 

私の場合は、シェアメイトの一人から同じ住所に届いた銀行カードを先にポストから引き抜かれ、

預金まで残高ゼロになるまで近所のATMから引き抜かれたことがあります。

銀行はもちろん、警察にも何度も呼び出されインタビューを受け(なぜ私が尋問されるわけ!?)と

早朝の霧のロンドンを、雨と涙に濡れながら地図を手に警察署を探した思い出があります。

その努力(?)の結果、私はシロで、つまり私の証言は正しいと認めてもらい、

「本人の手に渡る前に起こった事故なので銀行のセキュリティミス」という証明書が発行され、

無事全額口座に返金されたわけです。

ただ現行犯ではないので、私が必死で状況証拠を挙げたにもかかわらず、犯人の特定にはあまり興味がなさそうでした。

 

この経験で「自分の身(お金)は自分で守る」ということが骨身に沁みました。

さらに、全財産を海外で失ったら?という模擬練習にもなりました。

あの頃の自分の英語は、かなりつたない未熟なレベルだったはず。

でもひるんでなんかいられるわけがありません。

必死で銀行や警察という巨大組織に一人で挑んでいった結果、突破口が開けた経験は

その後の自信と、大きな英語力の飛躍につながったと思います。

ただし、お勧めはしません。心臓に悪いですから。

 

将来海外を目指すあなたにも必ず、大なり小なりそんな「踏ん張りどころ」が待っているでしょう。

でも大丈夫、何とかなります。と言えるようになったのも、こんな経験をたくさん積んだおかげです。

 

ということで、またまた長文になってしまいましたが、最後までご精読ありがとうございました!

 

 

 


2020-02-21T09:57:19+00:00 2020/02/21|