TOEIC 800点超え学生の共通点。

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TOEIC 800点超え学生の共通点。

もう16年も、
毎年50人近くの留学生にTOEICを教えているなかで、
最近、気がついたことがある。
これまでに、学生としての金字塔、
800点以上を超えた学生たちの共通点だ。

それは留学生にとっての金メダルに匹敵する。

留学生たちは、毎日5時間の英語授業があるので、
私が直接TOEIC対策を教えられる時間は、
1週間に数時間しかない。

TOEIC本番が近づくと、だんだん課題も増えていく。

毎回の課題、これやっといてね!
とお願いした場合、

次の授業までに….

きちんとやってくる学生、  やってこない学生、

の2グループに分かれることは当然なのだが、

実は、少数派ながら、もう1つのグループがある。

それは、次の授業よりも前に、

もう終わらせたので、
ほかにも何か課題はないですか?

と催促にくる学生。

こういう学生が、考えてみれば
目標達成した生徒だった。

課題を与えても、まったく反応がないと、

まだ無理なのかな、負担なのかな、
と、こちらのほうが遠慮してしまう。

そうなると、課題は出さないことにして、
授業ですべて補おうとする。
結果、勉強できる範囲はかなり限られる。
教えてあげたいことは無限だが、
時間は厳しく有限だ。
結局、
どんな優れた教材も、
どんなカリスマ講師でも、
本人のやる気にはかなわない、

ということだ。

英語の楽しさ、理解できたときの喜びを
経験した学生は、勉強が苦にならない。
自分で次々課題を見つけて、
困ったときは聞きにくる。

教師としては、
そんなやる気スイッチを
押してあげれることが、
なによりも重要なのかもしれない。


2016-08-22T14:09:54+00:00 2016/08/22|