さて、前回までは留学開始までのメンタルな部分についででしたが、
いよいよ具体的な内容に入っていきましょう。
留学を考える際、避けて通れないのがお金の問題です。
どんなに気持ちはあっても、ガソリンがないと車は走れないように
お金がないと日本から飛び立てません。
ということで留学ノート、気持ちが固まったところで次のページにはズバリ、
予算!を書き出しましょう。
渡航費、授業料、ビザ取得費、海外旅行保険、生活費、その他….
試算には当然、行き先を決める必要がありますね。
私の場合は、イギリスでした。
20年前の当時、アメリカには仕事でお世話になっていた知り合いが多く、
ゼロからのスタートを切るには、知人のいないできるだけ遠い異国の英語圏、と考えての決断でした。
当時のレートを振り返ると、オーストラリアにしておけば同じ予算で2倍近く滞在できたのに
とちょっと悔やまれますが、その時は英語の故郷イギリスへの強い憧れがあったことは否めません。
さてさて、前置きが長くなりましたが、行き先が決まったら、
その国の滞在費や学費のおおよその金額を割り出します。
ウェブを駆使して自分で調べることも可能ですが、手っ取り早いのは現地の留学エージェントに聞くことです。
20年前はまだインターネットも普及してなくて、現地のエージェントなどありませんでした。
留学情報はほぼ100%紙の情報がたより。そこに広告を載せていた都内にある大手の留学エージェントに相談に行きました。
(2回ほどのカウンセリングを経て、たしか10万近い手数料を払い学校を決めてもらい入学手続きをしてもらいました。いまは同じことを現地のエージェントとして無料でやっていますが。いい時代になったものです)
細かく予算を出したところで、次のページに実際に自分が使えるお金を書き出します。
銀行残高、保険、年金、高価な家電など売れるものは売る
例えば1年間日本を留守にするなら、保険は解約したほうがよいのかどうか、
保険会社に相談したら、まず解約しないよう説得されるのは当然ですね。
最終的には自分の判断ですが、それとは別に海外へ出るなら旅行保険は短期でも必ず入っておいたほうがいいし、
学生ビザを取るには現地の保険に加入することがオーストラリアでは必須です。
私の場合は、当時の保険は厚生年金も含めすべて解約して現金をかき集めました。
結果的には、その後日本に戻らなかったので支障はありませんでしたが、
国民年金については、念のため役所に行って相談しておくといいでしょう。
担当者の方には、65歳になったら年金手帳を持参して連絡ください、と言われました(忘れそう~)
将来日本の年金がいくら受け取れるかはあまり期待していませんが、何もしないよりはいいでしょう。
その際、海外渡航の書類を提出しました。今でも日本の国政選挙は日本の最後の居住地もとに参加しています。
かなり長くなってきたので、今回はここまで。ご精読ありがとうございます!