同性婚が合法化されて1周年目のオーストラリア。

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同性婚が合法化されて1周年目のオーストラリア。

今朝の通勤中に運転しながら聞いたニュース。

 

Same Sex Marriage(同性婚)が法律で認められて今日でちょうど一周年ということで、

長年の恋人と結婚を果たした女性が幸せそうにインタビューに応じてた。

 

それとともに国会中継で1年前にその法案がちょうど通過しつつある当時の状況が

ラジオで流れた。

 

日本でも国会中継ってよく放送されるが、あの独特な雰囲気ってある。

それはここオーストラリアでもなぜか似てる。

ただ、ここでは日本の国会では起こりえないことが多々ある。

 

その日、同性婚の合法化の決議を受けて答弁に立った男性議員は

この快挙を祝うとともに、途中から声を詰まらせて、なんと…..

「ということは、私は長年のパートナーと結婚できるということになる。

Will you marry me?」

と、国会中継中にプロポーズしたのだ。

 

議会には一瞬どよめきが起こり、そこから拍手の渦。

通常なら、議長がそれを「静粛に!」と止める場面だ。

がしかし、それに続く議長の発言は、

「返事が聞こえませんが、これはOKとみなしていいですね」

だった。

そしてさらに大きな喝采。

 

日本では少し前に国会議員が「同性婚は生産性がない」と発言して物議を呼んだが、

こちらは合法化が認められた直後に、議員が国会中継中に、涙のプロポーズだ。

 

いつもの癖で、「これがもし日本で起こったら」と想像してみるが、

そのときばかりは想像さえできなかった。

Liberal MP Warren Entsch (left) and Liberal Senator Dean Smith celebrate after parliament passes the same-sex marriage bill. Picture: Sean Davey/AFPSource:AFP

吉川麻里子:Mariko Yoshikawa

 


2018-11-15T08:32:29+00:00 2018/11/15|