「could」が未来??

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「could」が未来??

「先生、couldって未来なんですか?」

という唐突な質問。

質問に来た学生は怪訝な顔をして、
さらに説明をしてくれた。

「この前の英語のスピーチ、うまくできました!」

“I could make a good speech!”

って、英語をチェックしてもらったホームスティに
お礼とともに報告したら、

パパとママが顔を見合わせてから、

「あのね、could は未来なのよ」

と残念そうに言われたそうだ。

助動詞canの過去形could。

「can=~できる」 だから 「could=~できた」

の意味でこれまで覚えてきたのに、

そのcouldが、過去じゃなくて、未来と言われたら、

いままで普通に生活してきたホストのパパから、

「あのね、パパは女なのよ」

と言われるくらいに衝撃だったかもしれない。

ちなみに、そのホストは夫婦ともオーストラリア人で
英語が母国語で、学生の困惑ももっともだ。

そしていうまでもなく、
couldがcanの過去で、「~できた」と訳すというのも事実だ。

ただ、ネイティブのパパとママが、
それを未来と説明した気持ちも、わからなくはない。

なぜなら、

いや、ここはちょっともったいぶって(笑)
英語に興味のある人にも、一緒に考えてもらいましょう。

さて、ではこの生徒が

「この前の英語のスピーチ、うまくできました!」

と誤解されることなく伝えるためには、

はたして、なんと言えばよかったのでしょうか。

そしてcouldはなぜ未来と考えられているのでしょうか。

(もったいぶって次回に続く)


2016-08-29T09:16:32+00:00 2016/08/29|